2013年11月22日
発売から2年9ヵ月、200万本という爆発的な販売数を記録した資生堂プロフェッショナル『ザ・ヘアケア アデノバイタル スカルプエッセンス V』が、本日、11月22日にリニューアル発売されます。
ユニークピース世代には特に注目されているサロン発の育毛ケア商品。今回はその開発にまつわる背景や苦労話、またリニューアルしてどう変わったのかなど、開発担当の大矢淳子さんに、ユニークピース編集長の増田ゆみが、お話を伺いました。
大矢淳子さん 株式会社 資生堂 プロフェッショナルグローバルマーケティング部 参事 アデノバイタルの開発をご担当。
増田 アデノバイタル、ユニークピース読者にもとても人気です。すごく売れていますよね。
大矢 ありがとうございます。おかげさまで日本のみならずアジアの7つの国と地域でも評判がよく、販売本数もついに200万本を突破しました。
増田 そもそもどういう点に着目して開発を始められたのですか?
大矢 1つには「40代50代のお客様のニーズを汲み取る」ということがありました。この世代は白髪や薄毛に悩む方がとても多く、何とかそこに対応できないものかと考えたことがきっかけです。
それともう1つには資生堂が昔から「シミ・しわ・薄毛」というのを研究開発の3大テーマとしていることもあります。ですから、薄毛に対する商品というのはずっと集中的に研究している領域でもありました。資生堂の初代ヘアケア製品ができたのは1915年のことなんですよ。
増田 それって100年近く前……!? 大矢 そうなんです。これがその初代育毛剤、「FLOWLINE」です。
増田 可愛い! 今、見ても、とてもオシャレなパッケージですね。
大矢 1872年調剤薬局として生まれた資生堂ですが、資生堂オリジナルの処方でできたヘアケアはこれが第一号です。つまりこれがアデノバイタルのご先祖様。
ここから資生堂の育毛研究はスタートして、もう100年近く続いています。そういう意味で、もともといいシーズを持っていたということもあります。資生堂の強みですね。
増田 アデノバイタルの、今までになかった特徴というのはどんなところなのでしょうか?
大矢 そんな100年近くにわたる育毛研究の結果見つけた、資生堂独自の成分「アデノシン」をキー成分としているところです。この成分は、頭皮に2万種類ほどある遺伝子を一個一個調べ、髪の成長を促進する遺伝子を見つけだし、それを活性化させるような成分として作られました。
増田 2万個ですか。気が遠くなるような作業ですね。 大矢 薄毛で悩むモニターさんから、薄毛の部分とそうでない部分と、それぞれ何十本も髪を抜かせてもらい、研究やテストを重ねました。
遺伝子を調べるので、生きている細胞でなくてはならず、どうしても髪を抜く必要があるのです。モニターさんにとってはかなり過酷でしたし、お願いする研究者もつらかったと思います。
でもその結果、薄毛の部分とそうじゃない部分で、劇的に違いがある遺伝子を見つけることができ、それを活性化するアデノシンを探し出すことができたんです。
増田 その遺伝子への働きかけがポイントなんですね。
(つづく)
文:廣岡瞳子
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