年齢を重ねると髪にクセが出やすくなるというのは、「浜ちゃんのヘアケア講座」でも言及されていましたが、特に顔周りの毛はうねりやすくなります。これは、皮膚が下がって毛の通り道が扁平することが原因のひとつだそうです。

このサイトの編集長の私、増田も、もともとクセがあったのですが、出産後から特に顔周りのクセが目立ってきました。私は普段ファッション誌でヘアスタイル写真をたくさん撮る場に立ち合うのでわかるのですが、顔周りの意図しないうねりって、女性を３歳も５歳も老けてみせてしまいますよね。

私もずっと悩んでいたのですが、先日美容師さんにとっても簡単なクセの直し方を教えてもらったんです。

それは、クセをのばしたい毛束を指ではさんでのばしたい方向にひっぱり、根元部分にドライヤーの熱風をあてます。10秒もあれば十分です。これだけで終わってはいけません。ポイントはここから。その毛束をひっぱったまま、10秒キープするんです。つまり「冷ます」のがポイント。急いでいるときは冷風をかけてもいいそうです。

すると、不思議なことに、どんなにブローしてもうねっていたクセが、ぴーんとまっすぐになるんですよね！　これ、是非お試しください。髪は乾いている状態のときで大丈夫ですので、わざわざ朝シャンしたり、濡らしたりしなくてもOK。

この「冷やす」ということがコツなのは、髪の性質に基づいています。髪はたんぱく質でできています。熱を与えると、このたんぱく質が変性します。このときに髪をひっぱっていれば、髪がまっすぐになるように変性します。でもこれだけでは指をはなしたら元に戻ってしまいます。「冷ます」ときにたんぱく質が固定されるので、まっすぐな状態で冷ますことで、髪がその「まっすぐ」の形を覚えるんですね。

今までの悩みは何だったんだ？　というくらい簡単な方法ですので、顔まわりのクセやうねりが気になってきた人は是非トライしてみてください！

文：増田ゆみ

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