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    細毛、クセ毛、パサ毛の対処法は? 浜ちゃんのヘアケア講座2

    2013年03月04日

    前回は、「40代の髪におこっていること」と題して、40代の髪の問題とその原因について浜ちゃんこと、Cura(クーラ)の浜口さんにお話をに聞きました。今回は、その対処法です。

    こちらは前回のおさらいです。髪の悩みには、それぞれ、いろんな原因があるということを聞きました。

     

    ユニピはまちゃん.005

    今日はこのうち、赤く囲った部分「血行が悪くなるこによっておこる髪の悩み」についての対処法を浜口さんに聞きます。

     

    増田 前回、毛が細くなったり、髪にクセが出たり、ツヤがなくなってぱさついたりすることの原因のひとつに、血行が悪くなるということがあると聞きました。

     

    浜口 血行が悪くなると、根への栄養の供給が減ってしまい、細胞分裂がうまくいかず、細毛やクセ毛、ツヤのない毛になりやすいという話をしました。

     

    増田 では「血行をよくする」ことが大事になってきますよね。

     

    浜口 そうなります。これは、ヘッドスパをすることでかなり血行が良くなります。ヘッドスパ後の頭皮はやわらかい状態になって、血行が良くなります。シャンプーをするときに頭皮のマッサージをするのもオススメですよ。これが細毛やクセ毛の根本的な解決になります。

     

    増田 具体的にはどうすればいいんでしょうか。

     

    浜口 髪を洗うときに、毛を洗うのじゃなくて、頭皮を洗うという感覚が大事です。指の腹で頭皮が動くのを感じるくらいの力を入れるのがいいです。爪を立ててはダメですよ。指の腹で頭皮を動かすイメージです。

     

    増田 ヘッドスパやマッサージ以外に何かできることはあるんですか?

     

    浜口 それぞれの悩みに合わせて対処法をまとめてみました。

     

     

    ユニピはまちゃん.006

     

    増田 細毛に対しては、ハリコシを出すトリートメントですか。

     

    浜口 いわゆるインバスタイプ(洗い流すタイプ)のトリートメントですね。これは、髪の類似成分を足すようなトリートメントになります。表示を見て「ハリコシを出す」というような表記があるものを選ぶといいと思います。

     

    増田 同じトリートメントでも、一番右のツヤがなくなった毛に対しては、ツヤが出るタイプのトリートメントがいいんですね。

     

    浜口 そうです。こちらは、どちらかというと、髪の表面付近に働きかける高分子の成分が含まれています。がたがたの道を舗装するようなイメージですね。表面のがたがたが綺麗になると、光を反射しやすくなって、ツヤが出るという訳です。

     

    増田 表面がスムースになるほうが、ツヤが出て見えるということですね。

     

    浜口 髪のツヤというのは、光の反射ですから、表面が凸凹している髪よりも、表面がなめらかな髪のほうが光をキレイに反射して、つややかに見えるんです。

     

    増田 クセ毛に対してはストレートパーマと書いてありますが、これは意外です。40代、50代の髪って、ボリュームを出したい人が多いのだから、パーマはOKでも、ストレートパーマはボリュームダウンしてしまって良くないのかと思っていました。

     

    浜口 そうですよね。そうおっしゃる方が多いんですが、最近は表面のざらつきだけをとるストレートパーマなどがありますので、これらをうまく使えば、かなりクセがおさえられます。

     

    増田 なるほど。クセをとったほうがいい理由って何なんですか?

     

    浜口 40代の方には「最近髪の手触りが悪くなった」とおっしゃる方が多いんですが、手触りが悪い髪には、2つのタイプがあるんです。ひとつは髪が傷んでダメージで手触りが悪くなっている場合、もうひとつはクセのせいで手触りが悪くなっている場合です。40代、50代の方の場合、傷みというより、クセが出てきたことで手触りが悪くなっているケースがかなり多いんです。ですから、そのクセをストレートパーマでおさえてあげるだけで、だいぶ手触りが良くなりますし、見た目にも若々しく見えると思います。

     

    増田 どんな種類のストレートパーマをかければいいんですか?

     

    浜口 まず、表面のざらつきをとるストレートパーマ。これは表面にきくタイプのストレートパーマです。これが一番ツヤが出ますね。つぎに、ゆるやかにクセをおさえるストレートパーマ。これは表面+中間部分まできくストレートパーマです。そして最後が髪の奥まで浸透するストレートパーマ。こちらはいわゆるまっすぐになるストレートパーマです。まっすぐといっても縮毛矯正のようなストレートパーマではなく、クセがない人のストレートヘアくらいの自然さというとわかりやすいでしょうか。

     

    増田 そういうストレートパーマの薬剤は、どんなサロンでも扱っているですか?

     

    浜口 全てのサロンで置いてあるとは限らないのですが、僕が美容師向けの講習に行くと、たいていどこの県にも、ストレートパーマ博士とか、トリートメント技師のようなしっかり勉強を積んだ人がいます。ですから、ストレートパーマが得意ですと謳っているサロン(美容師)であれば、このような施術ができると思います。

     

    増田 ストレートパーマに関しては、またいつか、もっとつっこんで深く聞きたいと思います。今日はありがとうございました。

     

    浜口 次回は、代謝が落ちてきた髪に対する対処法をお話しますね。

     

    解説:浜口雄一さん

    ヘアサロン:Cura(クーラ)

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