2014年01月11日
ミルボンが開発した『PLARMIA(プラーミア)』はユニークピース世代から熱い支持を受け、爆発的にヒットしているエイジングケアブランド。第一回で開発までの背景、第二回で開発に関するご苦労やこだわられた点をお伺いしてきました。今回も中心となって開発を担当された川越さんに、商品の持つ特性や魅力についてお話をきかせていただきました。
増田 『PLARMIA(プラーミア)』の『クリアスパフォーム』は特許も出願中と聞きました。
川越 はい。エアゾール式の炭酸シャンプーというまだ世に存在していないものを販売するということに際し、シャンプー内に含まれる塩化物イオン量をある程度の量まで抑えたのですが、その数値で特許を出願しています。また中にいれたシャンプーとガスの比率でも特許を出願中です。
増田 それは具体的には、何が画期的なのでしょうか？
川越 エアゾールというのは缶になります。この中に、化粧品として出していいと法律で定められた限界値、私たちが普段の環境下で受けている標準大気圧 (1atm) の6～7倍ぎりぎりまで、炭酸ガスを入れ込みました。
シャンプーというのはこちらが意図しなくても、泡立てる成分である界面活性剤を製造する過程でどうしても塩化物イオンが含まれてしまうことが多いんですが、この塩化物イオンというのは、鉄やアルミなど金属をさびさせる要因になるんです。つまりエアゾールの缶が腐食し、穴が開く可能性がある。
増田 それだけの圧力がかかった缶に穴が開いたら大変なことになりますね！
川越 そうなんです。だからシャンプーとしての機能を維持しつつ塩化物イオンをある程度まで抑えるよう工夫しました。これが一つ目の特許出願の内容になります。塩化物イオン自体、シャンプーに入っている量は少ない方が髪にはありがたいものなので、これは今後のシャンプーにも活かせる研究だったと思います。
増田 もう一つの、比率というのは？
川越 私たちはとにかく限界値までガスを入れたわけですが、ガスを入れるのが難しかったわけではないんです。炭酸ガスって水に溶けにくいんですね。シャンプー原液の粘性が高いと中で混ざり合わないし、低すぎると今度は濃密な泡が立たなくなるということで、粘性のコントロールにまずは苦労しました。
増田 しっかり泡立ちつつ炭酸も溶け込む粘性にシャンプーを仕上げたんですね。
川越 はい、その上で、こんどは炭酸が溶けすぎるとまたクリーミーだけど水っぽくすぐに消えてしまうような泡になるので、ガスとシャンプー量の比率というのもとても大事になってきました。ここで見出した比率で、もう1つ特許を出願しています。
増田 なるほど。さすがに世の中になかったものというだけあって、大ヒットでしたね。発売初日から欠品してしまったとか？
川越 正直ここまでのヒットになるとはだれも予想できませんでした。炭酸を使った前処理などはこれまでにもありましたが、シャンプーと一緒になって、これ一本で炭酸の効果が得られる、家でも使うことができる、そういう点が手軽だし業界初だったのでヒットしたんだと思っています。
増田 そうですね。男性にも評判がいいみたいですね。
川越 はい。お付き合いのある原料メーカーの男性も、飲みに行った翌日は必ず「臭い！」と奥さんに言われていたのに、『PLARMIA(プラーミア)』を使ったらその日は言われなかったと報告してくれました。うれしいエピソードでしたね。
増田 他にもいろいろラインナップがあるんですよね？
川越 かなりあるんですよ。『クリアスパフォーム』をベースとし、あとは感じられている髪の「違和感」によって、商品をお選びいただけるように展開していますので、美容師さんと相談して使うものを選ばれることをお勧めします。
（完）
【プレゼントのお知らせ 2014年1月◎日 23:59〆切】
こちらでご紹介させていただいた『PLARMIA(プラーミア)』から、エアゾール式炭酸泡シャンプー『クリアスパフォーム』6本を、ユニークピースの読者にプレゼントしていただけることになりました。
★プラーミア クリアスパフォーム 170g 2,625円 (税込み)を6名の方にプレゼント!
べたつきやニオイのないクリアな頭皮へと導くシャンプー。業界初、特許出願中のエアゾール式です。
★プラーミア クリアスパフォーム 170g 2,625円 (税込み)を6名の方にプレゼント!
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厳正なる抽選後、ユニークピース事務局から発送致します。
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