2014年06月18日
すっとカメラ前に立った瞬間に、その足の美しさに思わずみとれてしまうほど。
ぴんとした姿勢が美しい、伊東朱帆さん(57歳)。
それもそのはず、ウォーキングスタイリストとして活躍されているそう。
「40歳を過ぎてから習い始めたんです。
『人とお話しするのが楽しそうだから、教えるほうもやってみない?』と声をかけていただき、
47歳からインストラクターになりました」と伊東さん。
26歳、24歳と2人の息子さんのお母様でもいらっしゃいます。
今回のオーダーは「丸みのあるショートスタイル」。
後頭部に割れグセがあり、髪の毛がだんだん細く、少なくなってきたというお悩みがある伊東さんに、
担当の高橋さんが提案したのは、上のほうにボリュームが出るスタイル。
「テーマは、“モダンクラシック”です」(高橋さん)
丸みのあるマッシュショートベースに、トップにだけレイヤーを入れて動きをプラス。
サイドと後頭部は低めのグラデーションで、厚みとボリュームを出しました。
前髪にも、左右の表情を確認しながら隙間を作り、最後に、全体バランスを見ながら
スライドカットで必要なところだけ毛量調整しています。
カラーのテーマは「メリハリ感のあるプラチナアッシュ」。
毛先に色がきつく出すぎないように、プラチナを入れることで色味をやわらかくしました。
パーマもかけています。12~28㎜の20~21本のロッドで毛先を巻いています。
前髪、えり足は、ごく弱めのピンパーマで巻くことで、ふんわり丸く、やわらかい印象のスタイルが完成です。
「ショートヘアにすると、スポーティで男性的になってしまうことが多いけれど、
ふんわりした丸みをつくってもらって、ほんとうに気に入りました。
高橋さんにお願いするようになって、ヘアダメージも減ったように思います。
高橋さんは、言葉にしづらい感覚的な部分を受け止めて、スタイルにしてくれる。ほんとうに信頼しています」と伊東さん。
最後に、伊東さんに、美しさの秘訣をうかがいました。
「腹筋を意識してください。胸からおへそにかけてと、背中の同じ部分、腹筋背筋の三角部分をいつも意識してみてください。
それだけで、姿勢が美しく、お腹がへっこみますよ」と伊東さん。
ピンとした姿勢とお気に入りのヘアスタイルが、溌溂とした印象の秘訣なんですね。
ヘアサロン:BEAUTRIUM南青山店
ヘア担当:高橋由治さん
ホームページ: http://beautrium.com/
撮影:中村彰男 文:丸山はなこ
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