2013年02月25日
高城礼子さん(44歳)にとって、ヘアサロンTierra(ティエラ)は髪を切る場所というだけではなく、忙しい毎日のなかで、ほっとくつろいで大事な時間を過ごす場所。
「居心地のいい空間を好きな人と共有できるというのはとても素敵なこと。Tierraはとても雰囲気が良くて、いつも自然なあたたかさで迎えてもらえます。そこに笑顔があるということに、幸せを感じます。サロンを出るときはいつも気持ちが弾んでいるのがわかるんです。」と話す高城さん。
そんなご本人の笑顔もとても素敵。それもそのはず。ご職業は、スマイルコンシェルジュ。たき れいこさんのお名前でイベントでMCを勤めたり、笑顔で話すための研修の講師などをされているそう。人前に出る仕事なので、清潔感のある身だしなみは必須です。
ファッションはスタイリスト押田比呂美さんのファンで、押田さんコーディネートが満載の「Precious」は毎月必ずチェック。そして、第一印象を左右するヘアスタイルは、14年間、中村さんにゆだねています。
「中村さんを信頼しているのは、何年おつきあいしても、カウンセリングが丁寧なところ。1を言えば10をわかってもらえる」と高城さん。今回は、春に向けて、久しぶりのパーマをかけました。
22歳の長女と、中学2年生の双子のママでもあり、生き生きと働く一人のワーキングウーマンとしても輝く彼女。
「いつも『楽にセットできるスタイルがいい!』とオーダーされます。面を出すようなスタイルはやはりスタイリングにひと手間かかるので、無造作なままでも形になるショートヘアを提案しています。このスタイルだったら日によって毛先がハネても全然問題ない」と中村さん。人前で話す職業ということもあるので、ヘアデザインで意識しているのは「華」。短くても華やかさや主張を感じるような、髪の動きを大事にしているそう。
高城さんの髪は量は多いけれど、トップがすぐにボリュームダウンしてしまう髪質。カーラーで巻いても、そのボリュームがキープしにくいのが悩みだそうですが、今回のパーマでボリュームがより出やすいスタイルになりました。
「パーマは前髪とフェイスラインと襟足以外にかけています。トップはしっかり立ち上がりが出るように27ミリのロッドをメイン使って7本ほど。やや強めにかけます。それ以外はナチュラルなクセ毛のような雰囲気になるように、24ミリのロッドで毛先1回転くらい。Cカールにいかないくらいの動きを出します」(中村さん)
ヘアカラーはメルティメープルとグレイカラーを半々で。
「40代の髪は、皆さん、顔周りの毛が薄くなりやすいし、白髪になりやすいんです。ですから、同じヘアカラーでカラーリングすると、顔周りだけ薄染まりになりやすい方もいます。今回は、顔周りはやや暗めにしてしっかり染めました。逆にトップは明るいハイライトを入れて動きを強調。これでぺたんこになりやすいトップの髪も立体感を持ちます」(中村さん)
高城さんのためにオーダーメイドされた、華やかで爽やかなショートヘア(そしてお手入れも簡単)、とってもお似合いです。「今日もやっぱり、サロンを出るとき、気分が弾みました!」とのこと。
次のお仕事先にむかうため、颯爽とサロンを出て行かれた後ろ姿を見送りつつ……。高城さんにとって、忙しい毎日の中でも、Tierraでの時間はかけがえのないパワーチャージの時間なのだと感じました。
お気に入りのヘアサロンがある人生って素敵! ですよね。
ヘアサロン:Tierra(ティエラ・東京・原宿) ヘア担当:中村康弘さん
撮影:中村彰男 文/増田ゆみ
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