2013年10月09日
会社員の宮下康子さん(50歳)。10日に1回はミューゼを訪れるといいます(!)
「シャンプー・ブローだけとか、カラーとヘッドスパとか、地肌からきれいにしたくて。それに、ポイントを貯めて、ミューゼの忘年会に招待されたくて(笑)」と宮下さん。それを聞いたスタッフのみなさん、「宮下さんならポイントなくたって忘年会にご招待しますよ~」と和気あいあいな様子。
それもそのはず。宮下さんがミューゼに通いはじめたのはもう12年以上前だとか。戸井田弘美さんには、スタイリストデビューと同時に担当してもらったそうです。
「戸井田さんの性格のよさが気に入っているんです。もし娘がいたらこういうふうに育ってほしいなあなんて考えちゃうくらい。ファッションセンスのよさにも注目していて、今日はどんなお洋服かな、なんて楽しみにしているんです」(宮下さん)
面長なところと、年齢とともにボリューム、ツヤ、コシが減ってきているのがお悩みという宮下さんに戸井田さんが提案したのは、軽さを出し、動きを付けたパーマスタイル。
「そのままパーマを生かしてスタイリングしたり、お出かけの時などはブローしてご自身でカーラーで仕上げてもいいような2パターンできるスタイルを提案しました」と戸井田さん。上品なのにどこかかわいらしさがある、宮下さんの雰囲気にぴったりのスタイルです。
鎖骨からあごにかけて前上がりにカットし、トップはふんわりボリュームを出すようレイヤーを。前髪は厚めに奥行を出しカットして、おでこが広さをカバー。表面は毛量調節はせず、ツヤ感を出すことに重点を置いています。そのかわり内側はスライドカットで毛量を減らし、軽さを出しています。
顔まわりのレイヤーは、ひし形のシルエットになるようにカットし、小顔効果を狙っています。
パーマは20㎜のロッドでバイヤスに2回転半、バック11本、サイド各4本巻いて、ゆるふわなウェーブを。前髪とトップはボリュームが出るよう32㎜のロッドで平巻しています。
カラーはミルボンの9レベルのオリーブブラウン。だんだん毛先に向かって明るくなるようにグラデーションを入れていきます。軽く見えて、肌馴染みがいいカラーです。「今回はパーマで動きをつけられているのでカラーはワンメイクで、ツヤ感を出すよう前処理でタンパク質コラーゲンを入れていきます」(戸井田さん)。
「宮下さんの上品でおだやかな雰囲気に合わせてツヤっぽさを出すことをテーマにしました。お仕事や着物をきられるとき、まとめられることもあるので長さを残しています」と戸井田さん。
「今回も思いどおりの仕上がりです。戸井田さんは、私の中にあるイメージをカタチにして表現してくれる技術の高さがあるし、センスも抜群。世界中のコンテストやイベントに積極的に出場されているんですよ。スタッフのみなさんの溢れる向上心を肌で感じ、刺激と元気をいただいています」と宮下さん。
宮下さんにとって10日に一度通うmuseeは、日常の延長。そんな場が、刺激で溢れていると、質のいいエネルギーチャージができそうです。
へアサロン:musee styleヘア担当:戸井田弘美
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撮影:中村彰男 文:丸山はなこ
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