2013年03月06日
グラフィックデザインの会社でデザイナーをしていた赤尾千鶴さん(43歳)。3年前に転職し、都内と埼玉県に30店舗を展開する美容室の広報として、サロンのリーフレットやウェブサイトのデザインを担当するようになったのをきっかけにヘアチェンジしました。
休日は裏原宿にショッピングに来るのが好きというほど、おしゃれに敏感な赤尾さん。でも、ヘアスタイルに関しては、なんとなく保守的でミディアムヘアをキープしていたそう。
「ショートヘアやボブスタイルの人が気になってはいたのですが、私には絶対に合わないと思っていたんですよね」と赤尾さん。
そんな赤尾さんが美容室の広報として勤務するようになってから、髪をおまかせするようになったのが、同じ美容室でカット技術の教育担当をつとめる高橋さん。同世代の女性美容師である高橋さんに「赤尾さんは、短い方が似合うよ」と言われ、一念発起、まずはボブにカットしたそう。
一度カットしたら、どんどん短い髪に挑戦したくなり、いまではこのとおりのショートスタイル。おしゃれ度の高いスタイルです。
「髪を切って一番びっくりしたのは、いろんな友達に褒められるようになったこと。今まではヘアスタイルの話題になったことなんてなかったのに……」(赤尾さん)
「美容院の広報担当」という顔を持つにふさわしい洗練されたスタイル。そして、プライベートではテニスやバレーボールを楽しむというスポーツ好きでもあるので、このショートヘアはぴったりですね。
また、中学2年生の男の子のママでもある赤尾さん。まだまだ手がかかるそうで、朝は毎日戦争状態だとか。「そんな忙しい朝も、このショートにしてからは、スタイリングも簡単なので助かってます」(赤尾さん)
トップは丸みがありながら、顔まわりにはシャープな毛束があってすっきり小顔に見えるこのショートヘア。短めの前髪もおしゃれです。「赤尾さんの生き生きとした表情と、明るいキャラクターを生かすようなヘアデザインです」と、担当の高橋さん。
「スタイルはベースは、グラデーションスタイルですが、収まりが良いように縦スライスでカットしています。 もみあげ部分は、似合うように残していますが、 シルエットは丸みのあるようにするためにトップを5センチぐらいにカットし円すい状にしてあります」(高橋さん)
トップのふんわり感はパーマで手に入れています。使ったロッドは2本だけ。ポイントパーマでこんなふんわり感が出るのは嬉しいですね。よく見ると、カラーリングも個性的です。「カラーは顔周りに6トーンレベルのラベンダーアッシュをいれ、そのほかは、8トーンのマーメイドラベンダーアッシュをかぶせています。 顔周りに暗い色を入れることで顔を引き締めて小顔に見せるようにしました」(高橋さん)とのこと。
「最初は食わず嫌いならぬ、やらず嫌いだったショートヘアですが、今はショートにして良かったと思っています」と赤尾さん。カットをすすめてくれた高橋さんと嬉しい笑顔での2ショットでした。
ヘアサロン:Blossom(ブロッサム)常盤台店 ヘア担当:高橋美樹さん
撮影:中村彰男 文/増田ゆみ
関連記事