2013年06月24日
子育てがいちばん忙しかった30代の頃は、ヘアもおしゃれも気にする余裕がなかったという中原京子さん(48歳)。「子育てがひと段落して余裕が出てきた42歳の時、娘からすすめられて、電車に乗ってわざわざ青山へ。どきどきしながらBEAUTRIUMに行きました」
「“お手入れがめんどうだからショートにする”ことと、“おしゃれでショートにする”ことって、これほど違うのかと驚きました」と中原さん。そのときの出会いから6年半。1か月に1回、前田さんにカットしてもらっているそうです。
今回のスタイルのテーマは、「80年代風のとがったスタイル。今でいうとケイト・ランフィア、少し前だとYMOの坂本龍一さんのイメージです」と前田さん。 難易度高いスタイルと思いきや、「お子さんがいたり仕事をされていたりで時間に余裕のない方、不器用な方にはとくにおすすめの、ブローなしで決まるショートヘアです。中原さんの毛質は、固くて多くて太いのですが、このスタイルならラクにスタイリングできます」(前田さん)。
衿足、サイドバックはセイムレイヤーで短めにカットしすっきりと。フロントまわりはトップだけ長めに残します。ドライ後、トップの部分に、チョップカットとスライドカットをミックスさせることで自然な立ち上がりを作っています。なめらかな動きを出せるスライドカットをすることで、黒髪でも柔らかい印象になります。
カラーは名づけて「シンプルズブラック」。目立つ白髪もブラックのワンタッチで、若々しい印象に。 スタイリングはトップをふんわり乾かしたあと、つぶしすぎないようにピカットウェット(ポマード)をつけます。襟足やサイドをタイトにしてメリハリをつけたら、かっこいい大人ショートの完成です!
「お母さんが身だしなみに気を付けているのって、子供もうれしいみたい。自分自身も毎日が楽しくなりました。いまでは1か月に1回、BEAUTRIUMで前田さんやスタッフのみなさんと、美容のお話をすることがいい気分転換にもなっています」と中原さん。
素敵なサロンに出会えると、人生が2倍も3倍も輝きますよね!
ヘアサロン:BEAUTRIUM265(ビュートリアム265) ヘア担当:前田百合子さん
撮影:中村彰男 文:丸山はなこ