2013年09月25日
外資系企業で人事をご担当されている、宮石なおみさん(42歳)。 お仕事柄、会社説明会や面接などを行う機会が多く、オフィススタイルは、パンツスーツが多いというキャリアウーマンです。
「新卒採用となると、お会いするのは学生のみなさん。親子ほど歳が離れている方相手のお仕事です。会社のイメージを上げるためにも、かっこよくて、仕事ができそうで、こんな大人になりたいと思ってもらいつつ、若い感覚も理解してもらえそうという雰囲気を目指しています」と宮石さん。
担当の安藤さんとは、2年半前、mixiでカットモデルを募集していたところに応募して、外国人風ショートにしてもらったのが最初だそう。 「物腰がやわらかくて話がしやすいんです。若く可愛くしてほしいという無茶な(笑)お願いにも、はい、可愛くしましょう! って一緒に企んでくれるのが楽しい。安藤さんのカットは上手なので、再現性が高く、実は、伸びかけもいいかんじなのですが、定期的にいかないと浮気してるんじゃないかと思われるのが不安で(笑)。ちゃんと通っています」(宮石さん)と、恋人同志みたいに仲良しなお二人。
今回のテーマは、「大人可愛く」。 「『BAILA』『oggi』などのキャリア系雑誌を好まれるので、仕事ができる女!という雰囲気に、『美人百花』のような愛らしさをブレンドして、飾らない愛されヘアを提案しました」(安藤さん)
年齢とともに、コシがなくなって、白髪の量も増えてきたように思うという宮石さん。ユニークピース共通の悩みに、安藤さんはどう応えたのでしょうか。
「まず、ふんわり感を出すためにトップにレイヤーを入れ、髪が落ちる位置を頬骨にかかる位置につくることでボリュームを出しやすくします。また、毛先が軽くなり過ぎると女性らしいシャープなかっこよさがでなくなるので、ハチから下にグラデーションを入れます。ただし、首元が大きくなり過ぎると目線が下に下がり、老けてみえてしまうので首元からあごに丸みがくるように角度を上げています」(安藤さん)。
カラーリングのテーマは、「マロングラデーション」。白髪をしっかり隠しながら、毛先に向かって、ナチュラルなグラデーションを入れることで、ツヤ感とやわらかさを出し、質感を変化させています。
仕上げのスタイリングで毛先を32㎜のコテでワンカール。トップにはマジックカーラーでボリュームをプラス。耳後ろ、耳の前、こめかみの3ポイントにシアバターをなじませて完成です。
「いつもどおり、イイ感じで扱いやすい! 気に入りました。安藤さんは、“髪質からするとそうじゃなくて、こうしてみませんか?”と、プロとしての提案をしっかりしてくださる。だからほとんどお任せしてリラックスできる。いつも、どう変えてくれるんだろうって、仕上がりまで楽しみにしています。美容室って、いちばん簡単なイメチェンができる、デトックスの場だと思うんですよね」と宮石さん。
キャリアウーマンにとって、完全お任せできる美容師さんと、リラックスできる美容室の存在は、とっても大事ですね。
へアサロン:assort ヘア担当:安藤比呂史さん ホームページはこちら
撮影:中村彰男 文:丸山はなこ
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