• Japanese
  • English
  • facebook
  • Pinterest
  • 40歳からのヘアスタイル
    RSS

    コラム, ヘアケア, ホームケア

    梅雨時期の髪の扱い方  浜ちゃんのヘアケア講座8

    2013年06月14日

    増田 今回は梅雨時期の髪の扱い方、ですが……。この時期、辛いんですよねー。

     

    浜口 増田さんは典型的にクセが出やすいタイプですもんね。

    増田 でも、ストレートパーマはあまりかけたくないんですよねー。

     

    浜口 そう! そういう方多いですよね。

     

    ●クセなどが湿気で膨らむけども、ストレートパーマはかけたくないとか。

    ●いつも、コテで巻いているけど、この時期だけすぐに落ちてしまうとか。

    ●いつもは、自分のスタイリングでうまくいっているけども、 この時期は、なんかうまくいかないとか。。。

     

    要するに湿気さえなければ、普段は問題ないのに、という場合についてお話します。

    _MG_0328

     

    増田 はい。私もそうです。

     

    浜口 ここで、少し髪の毛のお話をします。 髪の毛の中には、必ず水素結合があり、それは水に濡れると切れて、乾くときに再結合します。寝グセが、水で濡らすと直ったり、ブローで水分を蒸発させると形が付くのは、この結合のおかげです。

     

    梅雨時期の湿気の多い時期は、髪の毛に水分の出入りが多くなるので、その水素結合が、切れたり、再結合したり不安定になります。 これに対応するには、出来るだけ水分の出入りを、少なくする事で対応が出来ます。

     

    増田 そこまではわかりました!

     

    浜口  ですから、解決策は1つしかないのです……。髪に水分の出入りを抑えるために油脂で、コーティングをして外からの水分をブロックします。 油脂とは、オイル、ミルク、ヘアクリーム、シャンプー後のインバストリートメント、洗い流さないアウトバストリートメント、ワックスなどのことです。

    ユニピはまちゃん.005

    増田 そっか。そういう油脂でコーティングすることで、湿気の影響を受けにくくする、ということですね。

     

    浜口 そうです。髪を乾かす前や乾かした後に、油脂をつける!!!

     

    増田 超簡単!

     

    浜口 乾かす前につけるアウトバストリートメントにはポイントがあります。髪が乾燥しすぎていると、いくら油脂(アウトバストリートメント)で水分をブロックしても、髪に水分が入りやすくなってしまうんですよね。それをふせぐには、適度に水分がある状態で、アウトバストリートメントをつけること。

     

    増田 なるほど。水分を閉じ込めちゃうんだ。いわゆる「ウェット時にアウトバストリートメントをつけてから乾かす」というやつですね。

     

    浜口 そうです。そうやって乾かすと、完全に乾いたと思われる状態でも、健康な髪なら10~15%くらいの水分が残ります。 肌と同じで、水分を逃がさないようにするためには、油(脂)分が必要なんです。

     

    増田 化粧水した後の乳液みたいなもんですね。

     

    浜口 さらに、シャンプーの後のインバストリートメントなどもこの時期は、特に重要になってきます!!! このインバストリートメントは髪質によって変えましょう。

     

    湿気により、クセやボリュームが出る→ しっとり系のインバストリートメントを使用し、ミルクタイプのベース剤をつけてから乾かし、 油分の多いワックスや、ヘアクリームで仕上げる。

     

    湿気により、髪が崩れてしまう→ ボリュームや、ハリコシが出るタイプのインバスのトリートメントを使い、ミストやオイルタイプのベース剤をつけてから乾かし、油分が多すぎず、ホールド力のあるワックスや、スプレーで仕上げる。

     

    大きく分けると、こういう感じになると思います。

     

    増田 なるほど。よくわかりました。

     

    浜口 他にも髪を、油脂で上手にコーティングするには サロントリートメントをするのも、1つの方法です。 この時期のトリートメントは、すごく効果が解りやすいです。

     

    増田 へええ。私、早速、予約入れます!!

     

    浜口 もうひとつ!! 家庭ですぐにできる裏技としては 、インバストリートメントの流し方を少し甘くするだけでも、効果ありです。

    それから、ミルクタイプのアウトバストリートメントが無い場合、 インバストリートメントを、水で割って使っても代用ができますよ。(種類にもよりますが、1:1とか2:1位でOKです。)

     

    増田 そんな裏技!! いつも役に立つ情報をありがとうございます。

     

    浜口 あと、最後にひとつだけ。これ、誤解している人が多いので、是非伝えておきたいです。

    皆さん一般的に

    髪の細い人→湿気でボリュームが出ない

    髪の太い人は→湿気でボリュームが出る

    って思ってませんか?

     

    増田 思ってます。え? 違うんですか?

     

    浜口 細毛だから=湿気でボリュームが出ないのではなく、 細毛だから→一時的にブローでボリュームを出そうする→湿気によりブローされた形が崩れてボリュームダウンする

     

    逆も同じですね。太い毛だから=湿気でボリュームが出すぎるのではなく、太毛だから→一時的にブローでボリュームダウンしている→湿気によりブローされた形が崩れてボリュームが出てしまうってことなです。

     

    増田 なるほど。

     

    浜口 だから、湿気そのもので髪自体がボリュームが減ったり、ボリュームが出てしまったりということはないと思ってもらっていいんです。これを知っていると、さっきの説明が、より納得できると思います。

     

    増田 私自身も、髪が太いから湿気をいっぱい吸ってふくらむんだと思っていました。そうか。そうじゃなくて、髪が太くて普通はふくらむのをブローでおさえているのに、この時期はおさえたものが湿気の影響で崩れるからふくらむんですね。

     

    浜口 そうです。ここは、ひょっとしたら美容師さんでも誤解されている人がいるかもしれないですね。是非、知っておいてください!

     

    増田 今日はタイムリーなお話、ありがとうございました!

     

    解説:浜口雄一さん ヘアサロン:Cura(クーラ)

    ホームページはこちら

     

    P2231028

    関連記事

    ★40代の髪におこっていること 浜ちゃんのヘアケア講座1

    ★細毛、クセ毛、パサ毛の対処法は? 浜ちゃんのヘアケア講座2

    ★正しいシャンプー法は人によって違う! 浜ちゃんのヘアケア講座3

    ★リンス? トリートメント? 浜ちゃんのヘアケア講座4

    ★シャンプーは高いもののほうがいいの? 浜ちゃんのヘアケア講座5

    ★シリコンって何? 浜ちゃんのヘアケア講座6

    ★ノンシリコンシャンプー? シリコン配合シャンプー? 浜ちゃんのヘアケア講座7

    ★ 梅雨時期の髪の扱い方  浜ちゃんのヘアケア講座8

    ★夏に気になる頭皮のにおい 浜ちゃんのヘアケア講座9

    ★白髪についてお話しします 浜ちゃんのヘアケア講座10

    ★白髪染めと普通のカラーの違い 浜ちゃんのヘアケア講座11

    ★夏にダメージを受けた髪のケア  浜ちゃんのヘアケア講座12

    Share (facebook)
    Follow me Printerest
    Follow me Printerest